ご挨拶
「もうかりまっか」「ぼちぼちでんな」
そんな言葉が昔から船場の雑踏の中で数知れず繰り返されてきました。
船場・・・それは住所と言うよりむしろ大阪の中心、あのへんやん!と多くの人に
知ってもらえる今なお愛される地域です。
そんな船場のど真ん中で紅屋産業は祖父、福太郎が妻、加代子と商いを始めました。
新聞紙や紙袋で何でも包装していた頃、プラスチックの袋は珍しい時代でした。
紙の袋に比べて如何に丈夫で長持ち、中身が見えて水気も漏らさない、
そんな良いとこづくめの袋を世に広めるべく売って回ったと聞いています。
祖母が特に頑張って外回りしていたと聞きますから現代の女性活躍を先取りしていたようです。
これまで70年間、隣のビルから一度移転こそしましたが、祖父から父へバトンタッチを経てこの地で根を張って過ごしてきました。
会社はまったく大きくなっていませんが、地に足をつけ今日も地道に商いを続けております。
日本中の本当にたくさんのお客様に可愛がっていただき、これまで過ごしてこれましたこと、心より深く感謝いたします。
また、この先に出会う多くのお客様にもご縁をいただき、微かながら、しかし、しっかりと輝き続けたいと思います。
きっと役に立つ・・・紅屋産業を末永くどうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役